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見出し認知症高齢者をめぐる法律実務

認知症高齢者をめぐる法律実務書が出版されました。

この度、認知症高齢者をめぐる問題を幅広く取り上げた法律実務書が、新日本法規(株)より出版されました。認知症問題に詳しい弁護士が、相談対応に必要な知識や具体的な対応、手続上の留意点を解説しています。また、医師も執筆に加わり、医学的エビデンスに基づく認知症の特性等にも言及しています。

 

認知症・フレイルと法律問題

認知症高齢者を取り巻く問題は、少子高齢化社会のなかで、近年さらに注目されている問題と言えます。しかし、実は家庭内や社会の中では古くからあった問題であり、目を背けていた問題でもあります。今も昔も、特に法律問題は、当事者、関係者が問題を目の当たりにして初めて対応するのがほとんどです。家族が加齢に伴い心身の状態が変わっていく中で、介護が必要な程度なのか、日常会話が通常通りできる時とできない時(まだら)が混在するのか、その前段階(フレイル)なのか、さまざまな場面で意思決定能力を判断する必要があります。

 

認知症を取り巻く問題に対応する方々へ

まず皆さん、この本を手に取って眺めてみていただけませんか?そのうえで、役に立つ事例等が見つかりましたら、ご自身も含めて認知症高齢者の問題に悩んでる方々にお勧め頂ければ幸いです。認知症の問題は多岐に亘り、認知症の特性もさまざまなため、医学的/法律的な意思決定能力の扱い方の違いから、民事/刑事の問題、家庭内での出来事/社会での出来事など、あらゆる要素が複雑に絡み合うなかで対応せざるを得ないのがほとんどです。問題に直面した際、この本が手助けとなることを願っております。